株価の見方

株式投資で勝つためには、株価の見方についてしっかり学ばなければなりません。
株価が高い安いとよくいわれますが何を持って高いか安いかを判断することが必要です。

そこで今回は、株価の見方についてわかりやすく説明をします。
もちろん株価チャートの見方についても説明しますのでぜひ株式投資の参考にしてくださいね。

株価とは

株価とは1株当たりの値段のことを指します。株価はその企業の現在から将来の価値を判断して形成されますので日々変動するものです。
投資家は、株価チャートや企業業績などから現在の株価が割高か割安かを判断し投資をします。

では、現在の株価が割高か割安かはどのように判断すれば良いのでしょうか?

株価が割高か割安かを判断するためには

株価が割高か割安かを判断する方法は2つあります。

ダミーテキスト。
  • 株価チャートを見る
  • 企業の財務状況から判断する

それぞれの判断方法についてわかりやすく説明していきますね。

株価チャートをみる(テクニカル分析)

株価チャートを見ることで視覚的に現在の株価が高いか安いかを見ることができます。
特に5年や10年などの長いチャートを見ると現在の株価がどのような状況か一目瞭然で判断することが可能です。

株価チャートは、基本的に「ローソク足」「出来高の棒グラフ」「移動平均線」という3つのパーツからできています。
株式投資初心者の方にとってこれらの用語のハードルは高いかと思いますが、理解すれば簡単なのでついてきてくださいね。

ローソク足は、株価の値動きを示したものです。ろうそくのような形をしていて長方形の本体部分とひげのような上下の線から成り立っています。
上ヒゲは高値を示し、下ヒゲは安値を示しています。

本体部分は、白と青がありますが白のローソク足は始値より終値が高かった時に現れます。
青のローソク足は、今日のローソク足の逆で始値が終値より高かった時に現れます。

視覚的に株価がどうなったのか分かりますので非常にわかりやすい指標ですね。

ローソク足には、ろうそく1本で一日の値動きを示す日足、1週間ので動きを示す週足、1ヵ月の値動きを示す月足などがあります。
大きな流れを知りたい時は週足や月足など期間が長いローソク足を使い、細かい値動きを知りたい時は日足を見るようにしましょう。

出来高の棒グラフとは、チャートの下の方にある棒グラフのことです。

出来高棒グラフは、売買金額を示すものです。売買金額が高くなると棒グラフも高くなります。

その株の人気状況を知るために出来高棒グラフは便利です。

売買が活発な株だと流動性が高いので、買い付けがしやすいことなどのメリットがあります。

移動平均線とは、一定期間の株価の平均値を計算してグラフ化したものです。

短期的な値動きをならして、株価の大まかなトレンドを知るのに役にたつ指標です。

移動平均線が上向きであれば上昇トレンド、下向きであれば下降トレンドと判断できます。

以上3つが、株価チャートの基本的な項目になります。

この株価チャートに様々なテクニカル指標を使うことで株価の値動きを予想するテクニカル分析を行うことができます。

ではこの株価チャートを使ったテクニカル分析にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

テクニカル分析のメリットとは?

テクニカル分析には様々なメリットがありますが、主なメリットは3つになります。

ダミーテキスト。
  • 短期の値動きを予想することができる
  • 経済の知識が薄くても利用できる
  • 視覚的に株価の動きを把握しやすい

テクニカル分析のそれぞれのメリットについてわかりやすく説明しますね。

短期の値動きを予想することができる

テクニカル分析は、過去のチャートの値動きから将来のチャートの値動きを予想するものになりますので、分析の精度が高いです。

またチャートは常に動いているため、短期の値動きも予想することができます。

後ほど紹介するファンダメンタルズ分析の場合は、短期の値動きを予想することはできませんので、デイトレーダーなど短期で利益を上げたい方にとっては非常にメリットが大きいですね。

経済の知識が薄くても利用できる

株式投資と聞くと専門的な経済や金融の知識がなければ勝つことができないと思われている方もいるかもしれません。

確かに経済や金融の知識があったことに越した事はありませんが、テクニカル分析の場合、チャートの見方やテクニカル指標の使い方さえ理解できれば経済の知識が薄くても行うことができます。

経済や金融の専門知識がなくても株価の値動きを予想することができる事はテクニカル分析の大きなメリットですね。

視覚的に株価の動きを把握しやすい

テクニカル分析とはチャートを使って株価の値動きを予想するものになりますので、非常に視覚的に把握しやすいです。

株価の上がった下がったが一目瞭然で分かりますので株の売買の判断を素早くすることができます。

テクニカル分析のデメリット

テクニカル分析のデメリットは、2つあります。

ダミーテキスト。
  • 分析通り株価が動くとは限らない
  • テクニカル指標を使いこなすまでに時間がかかる

テクニカル分析のデメリットについてわかりやすく説明しますね。

分析通り株価が動くとは限らない

テクニカル分析は、精度が高い分析方法ではありますが、株価は、百発百中で分析通り動くものではありません。
ときには、全く逆の方向に動くこともありますので過度にテクニカル分析に頼る事はやめましょう。

テクニカル指標を使いこなすまでに時間がかかる

テクニカル指標には様々な種類があります。例えばMACDやRSIなどです。
株式投資初心者の方には聞きなじみのない言葉がたくさん出てきますので、テクニカル指標に慣れるまで時間がかかるかもしれません。

しかし、一旦覚えれば未来英語を使うことができますのでしっかり勉強する価値は充分あります。

企業の財務状況から判断する(ファンダメンタルズ分析)

株価は、チャートだけでなく企業の財務状況から今後の値動きを予想することもできます。
この分析方法を、ファンダメンタルズ分析といいます。

ファンダメンタルズ分析は、短期の株価を読むのには適していませんが中長期での株価を判断するのに非常に役に立つものです。
ファンダメンタルズ分析には様々な方法がありますが、今回は代表的なやり方について説明しますね。

PER(株価収益率)

PERとは、株価収益率のことで以下の式で計算することができます。

株価÷1株当たり純利益

この数値は、今の株価は、今の1株利益の何年分かのことです。
この数字が大きいほど、現在の株価は現在の1株利益の何倍も大きい水準にあるため、一般的に株価は割高とみなされています。

PERは、15倍を超えると割高であるといわれています。

PBR(株価純資産倍率)

PBRは、株価純資産倍率のことで、以下の式で計算することができます。

株価÷1株当たり純資産

純資産は会社の資産から負債を引いた残りです。
PBRは、わかりやすくいうと今の時点で会社を解散したときにどのくらいのお金が残るかを表すものになります。

PBRが高いほど、株価が解散価値を上回る人気・期待を集めているとして割高とみなされます。
一般的に、PBRは1倍を超えると割高というふうにみなされます。

このように企業の財務状態に注目して分析する方法をファンダメンタルズ分析といいます。

ではこのファンダメンタルズ分析ですがどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ファンダメンタルズ分析のメリット

ファンダメンタルズ分析には様々なメリットがありますが主なメリットは2つです。

ダミーテキスト。
  • 中長期の株価予想の精度が高い
  • 瞬間的な判断力を必要としない

ファンダメンタルズ分析のメリットについてわかりやすく説明しますね。

中長期の株価予想の精度が高い

ファンダメンタルズ分析は企業の財務状況から株価を分析するものになりますので中長期の株価予想の精度は非常に高いです。
記事の株価予想はできませんが、中長期で株式投資を行いたい方にとってファンダメンタルズ分析は必須といって良いでしょう。

瞬間的な判断力を必要としない

ファンダメンタルズ分析は、短期で株式の売買をするものではありませんのでテクニカル分析のように瞬間的な判断力は必要としません。
じっくり考えて投資することができることは、メリットですね。

ファンダメンタルズ分析のデメリット

様々なメリットがあるファンダメンタルズ分析ですがデメリットもあります。
ファンダメンタルズ分析の主なデメリットは2つです。

ダミーテキスト。
  • 財務状況を読む能力が必要になる
  • 短期の売買には向かない

ファンダメンタルズ分析のデメリットについてわかりやすく説明しますね。

財務状況を読む能力が必要になる

ファンダメンタルズ分析をするには企業の財務情報共を読む能力が必要になります。財務状況をしっかり把握するためにはある程度の知識が必要になりますので時間がかかります。
テクニカル分析のように視覚的に把握できるものでない事はデメリットかもしれませんね。

短期の売買には向かない

ファンダメンタルズ分析は中長期の株価を予想するものになりますのでデイトレードのような短期の売買には向きません。
デイトレードやスキャルピングなどで利益を出したい方に向いていないことはデメリットと言えますね。

まとめ

今回は、株価の読み方について説明をしました。株価を予想するためにはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析と言う方法があります。
どちらも一長一短ある方法なので組み合わせて使うことをおすすめします。

今回の記事が、株価を正確に予想する役に立てば幸いです。