株式投資を始めてみたい方は多いですよね?銀行の預金金利は過去最低ですし、給料も年功序列で上昇した時代は終わりつつあります。
生活を豊かにするためには、自分である程度お金を増やさなければなりません。
また老後2000万円問題に代表されるように老後を豊かに過ごすためには公的年金だけではなくある程度まとまった金額が必要になります。
そこで今、かつてないほど資産運用に注目が集まっています。資産運用にはたくさんの種類がありますが最もポピュラーな方法は株式投資でしょう。
しかし、株式投資を実際に行いたいと思っている方の中には株式投資はいくらぐらいから始めることができるのか気になる方も多いでしょう。
そこで今回は株式投資を行うにはいくら必要なのかについて説明をします。
株式投資を行うための具体的な金額が分かりますのでぜひ参考にしてくださいね。
株の購入単位は100株単位!
まずは、株の購入単位について理解しましょう。
今は簡単にインターネットで株価を調べることができます。
1株100円台から1万円台の株が多いので意外と少額で購入できると思われる方もいるかもしれません。
しかし、株の基本的な購入単位は100株単位です。
1株100円の株も基本的には100円で購入することができません。
100株単位なので100円× 100株の1万円が必要になります。
まずは基本的な株の購入単位についてしっかり理解するようにしましょう。
ただし、最近は単元株未満と言って1株単位で株を購入することができる証券会社もあります。
こちらについては後ほど説明をしますのでぜひ参考にしてください。
有名企業の株はいくらから買えるのか?
この章では、有名企業の株はいくらから帰るのかについて説明をします。
株式投資を始める目安にしていただければ幸いです。
ちなみに株価は、2021年1月15日時点のものを採用しています。
トヨタ自動車
トヨタ自動車の株価は、7,733円です。つまり7733 × 100株=773,300円
日本で最も有名な会社であろうトヨタ自動車の株は約78万円あれば購入することができることがわかりますね。
ファーストリテイリング
ファーストリテイリングとは、ユニクロやg.u.の親会社です。
ファーストリテイリングは値がさ株の筆頭格としても有名です。
値がさ株とは、1単元株あたりの株価の水準が高い銘柄のことをいいます。
値がさ株は、日経平均株価に影響を及ぼしやすい株として有名です。
ファーストリテイリングの株価は、90,990円です。
ファーストリテイリングの株を買うためには、90,990円× 100株=9,099,000円になるのでかなり大きな金額が必要になることがわかりますね。
このように、東証1部上場の大企業に投資するためにはかなり大きな資金が必要になることがわかっていただけたかと思います。
しかし、先ほど少し触れましたが証券会社によっては1株単位から買うことができる証券会社もあります。
1株単位から買うことができる証券会社を利用すれば少ない資金でも有名企業の株を買うことができるのです。
1株単位から買える証券会社も存在する
株の基本的な購入単位は100株単位ですが、今は1株単位から買うことができる証券会社もたくさんあります。
先ほど例に挙げたトヨタ自動車やファーストリテイリングの場合1株単位で買うことができればそれぞれ7733円、90,990円から買うことができます。
このくらいの金額であれば手を出しやすいと思われる方も多いのではないでしょうか?
この100株単位未満で買うことを単元株未満といいます。
単元株未満で購入することができる主な証券会社を紹介しますね。
- マネックス証券
- SBI証券
- LINE証券
- 岡三オンライン証券
- 野村証券
かなり有名な証券会社で単元株未満で取引することができることがわかりますね。
ただし、単元株未満の場合手数料が高くなる傾向にありますので注意してください。
また、単元株未満で株を購入すると基本的に株主優待を受けることができませんのでこちらも注意点になります。
ズバリ株式投資に必要なのは10万円!
株の購入の基本的事項について説明をしてきましたが、では一体いくらあれば株式投資を始めることができるのでしょうか?
正直、明確な答えはありませんが、株式初心者の場合はズバリ10万円あれば充分株式投資を楽しむことができるでしょう。
単元株未満を使えば、有名企業の株も少ない金額で買うことができますし、株価が安い企業に投資をすれば10万円あれば充分だからです。
ではこの10万円投資ですがどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか?
10万円投資のメリットは3つ!
10万円投資には様々なメリットがありますが主なメリットは3つに集約されます。
- 株式投資に慣れることができる
- 気軽に始められる
- 有名企業の株も買える
それぞれのメリットについてわかりやすく説明していきますね。
株式投資に慣れることができる
投資金額が、10万円であればそんなに大きなプレッシャーを感じずに株式投資を始めることができるでしょう。
投資金額が大きいと、株式取引に慣れる前に大きな損失を被ってしまう可能性があります。
しかし、投資金額が少額であれば仮に損失を出してしまっても小さな金額で済みます。
株式投資初心者にとって最も大切な事はまずは利益を出すことよりも株式投資になれることです。
10万円投資は株式取引になれる最適な方法といえるでしょう。
気軽に始められる
取引予定金額が大きければ大きいほどなかなか株式投資を始めることはできません。
なぜなら負けたときのことを考えるからです。
しかし、いくら株式投資の知識をつけても実際に株式投資を行わなければ株式投資に必要な本当の知識を身に付けることができません。
もちろん、ある程度株式投資に関する知識を身に付けてから始める必要はありますが、まずは始めてみると言うことも大切です。
10万円という投資金額であればある程度、気楽に株式投資を始めることができるという方も多いのではないでしょうか?
何事もまずは始めてみることが重要です。気軽に株式投資を始めてみましょう。
有名企業の株も買える
10万円あれば単元株未満を利用すれば多くの有名企業の株を買うことができます。
マザーズやジャスダックに上場されている新興企業の方が大きな利益を出せる可能性はありますが、情報が少なくなじみがない企業も多いでしょう。
特に、株式投資初心者の方はまずは身近なよく知っている会社に投資したいと思っている方も多いと思います。
10万円あれば有名企業の株も充分買うことができますので投資金額を10万円にするメリットは大きいのです。
10万円投資のデメリットは3つ!
様々なメリットがある10万円投資ですが、残念ながらデメリットもあります。主なデメリットは3つに集約されます。
- 分散投資ができない
- 大きな利益は望めない
- 単一銘柄の投資はリスクが高い
それぞれのデメリットについてわかりやすく説明をしていきます。
分散投資ができない
投資資金が10万円だと、なかなか複数の銘柄に分散投資することができません。
株価が数十円の株式もありますが株価が異常に安いという事はそれだけ何か問題がある企業と見ることもできます。
もちろん株式分割などをして投資家に買いやすいようにしている企業もありますので一概に株価が安い事は悪いことではありませんが、やはり非常に安い銘柄は注意が必要です。
投資資金が少ないとどうしても複数の銘柄に投資することができない事はデメリットといえるでしょう。
大きな利益は望めない
投資金額が少ないと損失は限定されますが、当然大きな利益を望むことができません。
しかし、株式投資初心者の場合まずは利益を狙うよりも損失を出さない事の方が重要になります。
大きな利益を望めない事は株式投資上級者の方にとってはデメリットかもしれませんが、株式投資初心者の方にとってはそんなに大きなデメリットではないでしょう。
単一銘柄の投資はリスクが高い
先ほど、10万円投資だと分散投資がしづらい説明をしましたが、単一に投資をするとどうしてもリスクが高くなってしまいます。
複数の銘柄に分散投資をしていれば1つの銘柄が下落しても他の銘柄で補うことができる可能性があります。
しかし単一銘柄での投資の場合その銘柄が下がってしまったと即損失につながってしまいます。
単一銘柄の投資になりがちな事はデメリットと言えるでしょう。
最近はポイント投資もできる!
SBIネオモバイル証券などで、最近はTポイントなどを使ったポイント投資をすることができます。
ポイントを使った投資であればより気軽に株式投資を始めることができるでしょう。
参考に500円以下で投資できる主な企業を紹介しますね。
- 三菱UFJフィナンシャルグループ:497円
- クックパッド:331円
- 東京電力ホールディングス:323円
- シチズン時計:325円
(2021年1月15日現在)
まとめ
今回は、株式投資はいくらから始めることができるのかについて説明をしました。
明確な定義はありませんが、10万円もあれば充分株式投資を始めることができます。
給料が上がりにくく公的年金もあてにならない今資産運用でお金を増やす必要性は以前よりはるかに今しています。
最も資産運用の中でポピュラーな商品である株式投資を始めてみてはいかがでしょうか?