FXとは外国為替証拠金取引のことです。2カ国間の為替を使って利益を狙っていく金融商品になります。
FXで利益を上げるためには、どの通貨ペアを使うかは非常に重要です。
そこで今回は、FXで取引することができる通貨ペアについて紹介をします。
また取扱通貨ペアが豊富なFX口座についても紹介しますのでぜひFX取引を行う際の参考にしてくださいね。
FXの通貨ペアとは?
FXの通貨ペアとは、米ドル/日本円など実際の取引で売買する通貨の組み合わせのことです。
通貨ペアによって、値動きには大きな違いがありますのでどの通貨ペアを選ぶかは非常に重要になります。
通貨ペアは主に先進国通貨ペアと新興国通貨ペアに分けることが一般的です。
では、先進国通貨ペアと新興国通貨ペアの特徴についてわかりやすく説明していきますね。
先進国通貨ペアのメリットは3つ!
先進国通貨ペアとは、アメリカドルやユーロ・イギリスポンドなど先進国の通貨を利用した通貨ペアになります。
この先進国通貨ペアには様々なメリットがありますが、主なメリットは3つに集約することが可能です。
- 情報量が多い
- 値動きが安定している
- スプレッドが狭い
それでは先進国通貨ペアの特徴についてわかりやすく説明をしていきます。
情報量が多い
先進国通貨ペアは何といっても情報量が豊富です。
米ドルやユーロを中心に先進国通貨ペアで全体の取引量の約9割以上を占めていることもあり情報量も非常に豊富になります。
情報量が多いとあう事は、それだけ判断基準が多いということになりますので、安心して取引をすることが可能です。
取引量が多くかつ情報量が多い通貨で取引することができる事は先進国通貨ペアの大きなメリットといえるでしょう。
値動きが安定している
先進国通貨ペアは取引量が、圧倒的に大きいため値動きが安定している特徴があります。
機関投資家などの大口の取引があってももともとの取引量が多いため大口取引に左右されることが少ないのです。
突発的な動きが少ない事は安心して取引を行いたいFXトレーダーにとっては特に大きなメリットになるのではないでしょうか?
スプレッドが狭い
米ドルやユーロなどの先進国通貨ペアのスプレッドは一般的に狭いです。
スプレッドが狭いという事は、余計な取引コストがかからないということになりますので、大きなメリットになるでしょう。
先進国通貨のスプレッドが狭い理由は、取引量が圧倒的に多いからです。
取引量が多いので、FX会社はスプレッドを広げなくても利益を得ることができます。
スプレッドが狭い通貨ペアで取引することができる事は先進国通貨ペアの大きなメリットといえるでしょう。
先進国通貨ペアのデメリットは2つ!
先進国通貨ペアには様々なメリットがありますが当然ながらデメリットもあります。先進国通貨ペアの主なデメリットは2つです。
- スワップポイントが低い
- 値動きが小さい
先進国通貨ペアのデメリットについて説明をしますね。
スワップポイントが低い
先進国通貨ペアは、後ほど説明する新興国通貨ペアに比べてスワップポイントが低いことが一般的です。
長期トレードでスワップポイントを狙いたい方にとっては物足りないかもしれません。
しかし、その分値動きは安定していますので突発的なロスカットにかかりづらいメリットがあります。
値動きが小さい
先進国通貨は取引量が多いため値動きが新興国通貨に比べ圧倒的に安定しています。
値動きが安定しているという事は、安心してFX取引を行いたい方にとってはメリットですが、大きな変動に乗って大きな利益を狙いたい方にとってはデメリットになるでしょう。
大きなキャピタルゲインを狙いたい方にとっては値動きが小さい事は大きなデメリットと言えるかもしれませんね。
新興国通貨ペアのメリットは3つ!
新興国通貨ペアとは、トルコリラやメキシコペソ・南アフリカランドなど新興国が発行している通貨になります。
この新興国通貨ペアですが、先進国通貨ペアにはない様々なメリットがあります。
- 値動きが大きい
- スワップポイントが高い
- 小さな金額から取引することができる
それでは、新興国通貨ペアのメリットについてわかりやすく説明していきますね。
値動きが大きい
新興国通貨ペアは、アメリカドルなどの先進国通貨ペアに比べ圧倒的に取引量が少ないです。
取引量が少ないという事はちょっとした大口の取引が入ると大きな値動きをすることになります。
値動きの大きさには当然ながら注意が必要ですが、短期間で大きな値動きをするので大きなキャピタルゲインを得ることができる可能性もあります。
大きなキャピタルゲインを短期間で得たい方にとって新興国通貨ペアは非常に魅力的だといえるでしょう。
スワップポイントが高い
新興国は先進国に比べ政策金利が圧倒的に高いです。
先進国と新興国の政策金利についてまとめてみました。(2021年2月16日現在)
・先進国
アメリカ…0.25%
ユーロ… 0%
イギリス… 0.1%
・新興国
トルコ… 17%
南アフリカ… 3.5%
メキシコ… 4%
このように、圧倒的に新興国の方が先進国に比べ政策金利が高いので、その分スワップポイントも大きくなります。
1日あたりに受け取ることができるスワップポイントが大きい事は新興国通貨ペアで取引する大きなメリットといえるでしょう。
小さな金額から取引することができる
新興国通貨ペアは、為替レートが少額のため投資資金が少なくても取引することができます。
参考までに先進国通貨ペアと新興国通貨ペアの為替レートについて載せておきます。(2021年2月16日現在)
・先進国
アメリカ… 105.23円
ユーロ… 127.98円
イギリス… 146.62円
・新興国
トルコ… 15.19円
南アフリカ… 7.27円
メキシコ… 5.26円
このように新興国通貨ペアは先進国通貨ペアに比べ圧倒的に為替レートが小さいため投資資金が少なくても大きな取引をすることができます。
少ない資金で大きな利益を狙いたい方にとっては大きなメリットになるでしょう。
新興国通貨ペアのデメリットは3つ!
様々なメリットがある新興国通貨ペアですが当然ながらデメリットもあります。
新興国通貨ペアの主なデメリットは3つです。
- 情報量が少ない
- 突発的な値動きがある
- 下落し続けることがある
新興国通貨ペアのデメリットについてわかりやすく説明しますね。
情報量が少ない
新興国通貨ペアは、先進国通貨ペアに比べ圧倒的に取引量が少ないため情報量も少ないです。
各FX会社には速報でニュースを確認することができるページがありますが、ほとんどの情報は先進国通貨ペアで新興国通貨ペアの情報は極めて少ないのが現状になります。
情報量が少ないと言う事は、判断基準が少ないと言うことになりますので根拠を持ってトレードをしたい方にとっては大きなストレスになるでしょう。
突発的な値動きがある
新興国通貨は、やはり取引量が少ないため先進国通貨ペアに比べ突発的に大きな値動きをすることがあります。
大口の機関投資家の仕掛けによって価格が乱高下する事はよくありますので値動きについていけないと大きな損失を被ってしまうことになりかねません。
FXは、ご存知の通り日本時間の夜中も取引は行われています。
突発的な値動きがある通貨で取引をするとなかなか夜寝付くことが難しくなってしまうかもしれません。
またチャートから離れることが難しくなってしまうため、FX中心の生活になってしまう可能性もあります。
このように突発的な値動きによって大きな損失を被ってしまう可能性がある事は新興国通貨ペアの大きなデメリットといえるでしょう。
下落し続けることがある
新興国通貨ペアは、トルコリラのように長年下がり続けている通貨もあります。
通常、為替は上がったり下がったりするものですが新興国通貨の場合ずっと下がり続けるような通貨ペアもあるのです。
このような通貨ペアで逆張り取引を行ってしまうと人生を狂わすような損失を負ってしまうことになりかねません。
新興国通貨ペアは、先進国通貨ペアとは全く異なる動きをすると言うことをしっかり理解しておかないと大きな痛手を負ってしまうことになるのです。
このように先進国通貨ペアとは全く違う値動きをする事は、新興国通貨ペアの大きなデメリットといえるでしょう。
取引通貨ペアが多いFX会社は、ズバリヒロセ通商!
僕のFX会社では、10から20位の通貨ペアの取り扱いが一般的ですが、ヒロセ通商の取扱通貨ペアはなんと脅威の51通貨ペアです。
デンマーククローネや、ポーランドズウォティなどかなりマイナーな通貨で運用することもできますので、これらの通貨の知見がある方にとっては非常に魅力的なFX会社と言えるでしょう。
参考までにヒロセ通商が取り扱っている全通貨ペアについて載せておきましたので参考にしてくださいね。
豪ドル/カナダドル | ユーロ/スイスフラン | ユーロ/南アフリカランド |
豪ドル/スイスフラン | ユーロ/ポンド | >ポンド/豪ドル |
豪ドル/円 | ユーロ/円 | ポンド/カナダドル |
豪ドル/ニュージーランドドル | ユーロ/ノルウェークローネ | ポンド/スイスフラン |
豪ドル/米ドル | ユーロ/ニュージーランドドル | ポンド/円 |
カナダドル/スイスフラン | ユーロ/ポーランドズウォティ | ポンド/ニュージーランドドル |
カナダドル/円 | ユーロ/スウェーデンクローナ | ポンド/米ドル |
スイスフラン/円 | ユーロ/シンガポールドル | 香港ドル/円 |
ユーロ/豪ドル | ユーロ/トルコリラ | ハンガリーフォリント/円 |
ユーロ/カナダドル | ユーロ/米ドル | メキシコペソ/円 |
メキシコペソ/円 | 米ドル/スイスフラン | ポーランドズウォティ/円 |
ノルウェークローネ/円 | 米ドル/香港ドル | スウェーデンクローナ/円 |
ニュージーランドドル/カナダドル | 米ドル/ハンガリーフォリント | シンガポールドル/円 |
ニュージーランドドル/スイスフラン | 米ドル/円 | トルコリラ/円 |
ニュージーランドドル/円 | 米ドル/メキシコペソ | 米ドル/カナダドル |
ニュージーランドドル/米ドル | 米ドル/ポーランドズウォティ | 米ドル/南アフリカランド |
米ドル/トルコリラ | 米ドル/シンガポールドル | 南アフリカランド/円 |
まとめ
今回はFXの通貨ペアについて説明をしました。
FXで勝つためにはどの通貨ペアで取引するかは非常に重要な要素になります。
通貨ペアによって様々な特徴がありますのでぜひ今回の記事を参考に自分の得意な通貨ペアを見つけていただければ幸いです。