FX用語集

FXとは外国為替証拠金取引のことです。FXは手元資金が少なくても大きな利益を出せる金融商品として有名ですが、様々な独特の用語があります。
そこで、今回はFXにまつわる用語集を作ってみました。ぜひFXの辞書として役に立ててくださいね。

あ行

・IFO注文
IFO注文とは、IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。

新規注文をする際に使える注文方法で、新規注文が成立した際に初めて有効になる2種類の決済注文( 利益確定・損切り)を同時に注文することができる注文方法です。

・ASK(あすく)
「買う」ときのレートのことを指します。

・IFD注文(イフダンちゅうもん)
IFD注文とは、新規注文と決済注文を同時に出すことができ、新規注文の約定後に決済注文が有効となり、自動的に発注される注文方法のこといいます。

・受渡日(うけわたしび)
決済日のことを指します。通常、取引の2営業日後が受け渡し日になります。

・FRB(えふあーるびー)
米連邦準備制度理事会のこと。日本で言うと日本銀行のことでアメリカの政策金利を決める機関になります。

・FOMC(えふおーえむしー)
FRBの理事などで構成される、米国の金融政策を決定する最高意思決定機関のことです

・円高(えんだか)
外貨に対して円の価値が上がることです。
例)1ドル100円が90円になること

・円安(えんやす)
外貨に対して円の価値が下がるです。
例)1ドル90円が100円になること

・OCO注文(オーシーオーちゅうもん)
OCO注文とは、新規注文または決済注文において、異なる2種類の指値注文を同時に出しておき、一方が約定になったら、もう片方の注文は自動的にキャンセルになる注文方法です。

・押し目(おしめ)
上昇している相場が一時的に下がることをいいます。一般的に押し目で買うことを押し目買いといいます。

か行

・外国為替市場(がいこくかわせしじょう)
外国為替市場とは、その名の通り通貨の取引を行うマーケットのことです。FXはこの外国為替市場を使って取引する金融商品になります。

・買戻し(かいもどし)
売建玉を手仕舞うために行う買付取引をさします。

・カバー銀行(カバーぎんこう)
カバー銀行とは、FX会社に為替レートを提示する銀行のことです。一般的にカバー銀行によって提示するレートは違うため、たくさんのカバー銀行と取引しているFX会社のレートは有利になる傾向があります。

・為替変動リスク(かわせへんどうリスク)
為替相場の動きによって損失を被ってしまうリスクのことを指します。

逆にこの為替変動リスクがあるからこそ利益を得ることもできるのです。

・逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)
逆指値注文とは、現在のレートよりも不利な希望レートと通貨量を指定する注文方法のことです。

・金融緩和(きんゆうかんわ)
各国の中央銀行が、景気を回復させるために、金利を下げて通貨の供給量を増やし景気を刺激することです。一般的には、不況のときに行う金融政策とされてたす。

・雇用統計(こようとうけい)
国の雇用状況を調査した統計のことです。雇用統計のなかでも、毎月第一金曜日に発表されるアメリカの雇用統計はFX取引の中で最も注目されている経済指標です。

さ行

・差金決済(さきんけっさい)
差金取引とは、投資した結果の利益や損失といった差額だけのやり取りをする取引のことをいいます。

FXは、差金取引の一種です。FXは、手元資金の何倍もの取引をすることができます。

FXでレバレッジを効かせて取引する場合、取引金額の全額を用意する必要はありません。

一方、多くの投資家になじみのある株式投資(現物投資)の場合は、当然ながら、取引する金額の全額を用意する必要があります。

例えば、株価 100万円の株を1株購入するには、100万円資金が必要です。

100万円の株を購入して 110万円になった時に決済をすれば 110万円が入金になります。

ではこの取引をCFDで行った場合、どのようになるのでしょうか?

CFDの場合、現物の株式のやり取りをするのはなく、売買の差額のみCFDを提供している証券会社と行うことになります。

・指値注文

指値注文とは、現在のレートよりも有利な希望レートと通貨量を指定する注文方法
指値注文の主なメリット・デメリットは以下のようになります。

指値注文のメリット…希望のレートで約定できること
指値注文のデメリット…希望のレートに到達しないと約定できないこと

・サポートライン
下値抵抗線です。下値抵抗線とは、過去に為替レートが何度か下げ止まった価格帯のことをいいます。

・サマータイム
FXでいうサマータイムとは、ニューヨーク市場の取引終了時間が通常の日本時間午前7時より1時間繰上がり、午前6時となります。

・証拠金(しょうこきん)
取引の契約義務の履行を確保するために差し入れる保証金をいいます。

・ショート
売りから取引をすることです。売りポジションを持つことを指します。

・ストリーミング
買い値および売り値を同時に表示し、買い値または売り値をクリックすることで取引を約定させる注文方法です。

FX会社によってはスピード注文とも呼ばれます。

・スプレッド
売値と買値の差のことを指します。スプレッドは、FXで発生するコストの1つです。

・スリッページ
約定を希望したレートと、実際に取引が成立したレートとの差のことを指します。

スリッページは、相場の急変時などによく発生します。

・スワップポイント
取引を行っている2国間の通貨の金利差を調整するために、その差に基づいて算出されるお金のことをいいます。

・政策金利(せいさくきんり)
各国の中央銀行が決めるその国の金利のことです。

・損切り(そんぎり)
損失を確定させることです。

た行

・高値(たかね)
一定期間の中で取引された最も高いレートのことです。高値からエントリーすることを高値づかみといいます。

・建玉(たてぎょく)
新規注文で成立した取引のことを指します。

・建値(たてね)
建玉を建てたときの価格のことです。

・チャート
相場の値動きをグラフで表したものです。チャートは、時間の切り方により月足、週足、日足、時間足、分足などがあります。

・中央銀行(ちゅうおうぎんこう)
国の政策金利の決定など重要な金融事項について決める機関のことです。。日本では日本銀行が当てはまります。

・長期金利(ちょうききんり)
対象期間が1年以上の金利。1年金利以外に3年金利・10年金利などがあります。

・通貨ペア(つうかペア)
FXで取引をする通貨の組み合わせのことです。

・テクニカル分析
チャート上に様々なテクニカル事業を表示させ相場の動きを分析することです。

・トレール注文
発注した逆指値注文を発注後の相場変動によって、その価格を自動的に変動させていく注文方法。

な行

・仲値(なかね)
銀行などの金融機関で、顧客に提示する為替レートのこと指します。一般的に10万米ドル以下の少額取引に利用されるレートです。仲値はその日一日に適用されるレートになります。

・成行注文(なりゆきちゅうもん)
成行注文とは、レートを指定せずに約定させたい通貨量だけを指定する注文方法
成行注文の主なメリット・デメリットは、以下の通りです。

成行注文のメリット…希望のレートがないためすぐに約定ができること
成行注文デメリット…すぐに約定はできるが、為替が急に変動した場合には予想外の価格で約定する可能性があること

・ナンピン
損失を平準化するための売買手法の一つです。相場が下落しているときに買い注文を入れて購入平均単価を安定させるなどがナンピンの一般的な手法になります。

は行

・始値(はじめね)
取引が開始したときの値のことを指します。

・BID(びっど)
「売る」ときのレートです。

・ポジション
建玉ともいいます。取引を開始し、まだ決済が行われていない状態のことを指します。

や行

・約定(やくじょう)
注文した取引(売買)が成立することです。

・安値(やすね)
特定の期間の中で取引された最も安いレートのことです?

・四本値(よんほんね)
始値、高値、安値、終値の4つの値段の総称です。

ら行

・利食い(りぐい)
利益を確定させることです。

・両建て(りょうだて)
同一の通貨ペアの売建玉と買建玉を同時に持つことをいいます。

・レジスタンスライン
これ以上相場が上昇しないという意識をもちやすい価格帯のことをいいます。

・レバレッジ
てこの原理のことを指します。少ない資金で大きな取引を行うことできるので、レバレッジはFXの最大の魅力といわれています。

・レンジ相場
る一定の範囲内で、上下動を繰り返す相場のことを指します。

・ロールオーバー
保有している建玉(ポジション)を翌日まで持ち越すことです。

・ロスカット
損失を確定することを指します。また、強制決済システムのこともロスカットといいます。

・ロング
通貨を買うこと、買い建玉(ポジション)を持つこと。